2024/01/27 18:43

今回はDHA/EPA/グルコサミン/コンドロイチンについて詳しく説明していきます。
⚫︎グルコサミンとは
グルコサミンは軟骨をつくる材料になる成分です。グルコサミンは、細胞や組織を結合したり、軟骨を再生したりする働きを担っていて、軟骨や腱などに広く存在します。保水力の高いコンドロイチンと一緒に摂ることで、さらに効果を発揮すると考えられます。
⚫︎コンドロイチンとは
コンドロイチンは体の軟骨、目の角膜、骨、各臓器、皮膚などに分布して、保水性や弾力性を与えたり、栄養分の消化・吸収・代謝を促進する効果があります。また、抗炎症作用、脂質代謝改善作用、抗動脈硬化作用などが示されています。コンドロイチンは高い保水力を持ちます。したがって、皮膚の保水性を向上させ、肌を若返らせます。肌にハリ、ツヤ、弾力を与え、美肌効果を促します。艶やかな肌を取り戻し、若々しさを保つアンチエイジング効果が期待できます。
⚫︎関節への効果
軟骨は骨と骨の連結部にあたる関節部分にあり、やわらかい骨でコーティングされています。しかし、加齢のためにコンドロイチンが減少すると、軟骨同士が直接触れ合うようになってしまい、軟骨は次第にすり減っていきます。軟骨がすり減るにつれて、骨同士が直接ぶつかり、その結果、関節痛や変形性膝関節症などを招きます。そのような症状を改善するのがコンドロイチンです。コンドロイチンは、すり減った軟骨に水分を引き寄せて保水性、弾力性を与え、傷ついた軟骨を修復し再生させる効果があります。
⚫︎ビタミンB1との相乗効果
グルコサミンやコンドロイチンが入っていれば関節に作用されるのか、というと実はそうではなく、グルコサミンやコンドロイチン単体を供給しても組織には定着しません。ビタミンB1がグルコサミンやコンドロイチンにとって、糊(のり)のように作用し定着を助けるという研究結果が製薬会社さんから出されています。
グルコサミンやコンドロイチンを配合!と謳っているフードやサプリメントは巷にたくさん溢れていますが、作用する必要最低限の量は配合されているか、それと同時にビタミンB1も配合されているのかが重要なポイントとなってきます。
すべての成分は組み合わせで成り立ちます。その成分だけが入っていれば作用するというものではなく、成分同士の相乗効果によって力が発揮されるのです。
DeliciousWanでは原材料の一つである枸杞子にビタミンB1が豊富に含まれておりますので、DeliciousWanのグルコサミン、コンドロイチンは関節の健康をサポートします。
グルコサミン、コンドロイチンは間接強化、不飽和脂肪酸(DHA.EPA)は炎症を抑える効果、関節が日常的に外れやすい子は本来あるべき場所に関節がなく、筋肉とか腱が引っ張られておりその部分が炎症となっている。その炎症を抑える力があるのが不飽和脂肪酸です。
また、わんちゃんがEPAとDHAを摂取するメリットには以下のようなものが報告されています。
1.
心臓病のリスク低減
EPAとDHAを摂取することで、心臓病のリスクが低減するとされています。例えば、一つの研究では、心臓病の高リスク犬にEPAとDHAを含むサプリメントを与えた結果、心臓病の発症リスクが低下したと報告されています(Brown et al., 1998)
2.
炎症の低減
EPAとDHAには炎症を低減する効果があります。炎症が原因で起こる慢性疾患に対しても有効であるとされています。例えば、一つの研究では、アトピー性皮膚炎の犬にEPAとDHAを含むサプリメントを与えた結果、皮膚症状の改善が見られたと報告されています(Logas et al., 1994)
3.
神経機能の改善
EPAとDHAは、神経系の発達や機能にも影響を与えることが知られています。犬が十分なEPAとDHAを摂取することで、神経系の発達や機能が改善されるとされています。例えば、一つの研究では、子犬にDHAを含むミルクを与えた結果、視力や認知能力が改善したと報告されています(Heinemann et al., 2005)
4.
皮膚と被毛の健康の改善
EPAとDHAは、皮膚と被毛の健康にも影響を与えることが知られています。犬が十分なEPAとDHAを摂取することで、皮膚の健康が改善され、被毛の光沢や質感が改善されるとされています。例えば、一つの研究では、EPAとDHAを含むサプリメントを与えた結果、被毛の光沢や質感が改善されたと報告されています(Bauer et al., 2006)